リリースノート
VoceVista の各リリースの新機能、改善点、修正点です。6.0より前のリリースは、当時の名称である VoceVista Video として掲載しています。
VoceVista 6.0
ついに、「VoceVista Video」の「Video」が本物になりました。バージョン6.0では、ビデオがVoceVistaの中心的な機能の1つになります。カメラから録画するか、ビデオファイルを開いて、音の分析と同期して再生し、1フレームずつ確認し、簡単な編集を加えることができます。別に録音したオーディオトラックを追加すれば、VoceVistaがビデオと自動的に位置を合わせます。そのうえで、編集したビデオをエクスポートしたり、分析そのものを精密なビデオにしたりできます。
バージョン6.0.2は、VoceVista 6.0の最初の正式リリースです。パブリックベータ6.0.1に続くもので、ビデオのフィルムストリップ、EGG統計、スペクトルのノイズフロア、6つの新しいインターフェース言語などが加わりました。

このリリースのハイライト:
- 統合されたビデオ:録画、再生、1フレームずつの移動、編集、エクスポート(VoceVista VideoとPro)
- 2つ目のオーディオトラックを追加して自動的に同期(VoceVista VideoとPro)
- ビデオ、オーディオトラック、編集内容をまとめて保持するプロジェクト(VoceVista VideoとPro)
- ビューをビデオとしてエクスポート:一定のフレームレートで分析をビデオに(VoceVista VideoとPro)
- ダークモード
- macOSのトラックパッドジェスチャー:方向を区別するピンチでのズームと、慣性付きのスワイプスクロール
- 波形とタイムラインでステレオチャンネルを別々のトラックとして表示
- スペクトルのノイズフロア:スペクトログラムを変えずに、スペクトルの最も低いレベルまで表示
- ダウンロードできる録音例を集めたサンプルライブラリ
- EGGとピッチ範囲の統計(VoceVista Pro)
- 6つの新しいインターフェース言語
- 新しいエディション名:VoceVista Basic、VoceVista Video、VoceVista Pro
新しいエディション名
6.0から、3つのエディションすべてにVoceVistaの名前が付きます。
| エディション | 旧名称 | 追加される機能 |
|---|---|---|
| VoceVista Basic | Overtone Analyzer | リアルタイムのピッチとスペクトルの分析 |
| VoceVista Video | VoceVista Video(変更なし) | ビデオ、周波数フィルター、並べて比較、母音図 |
| VoceVista Pro | VoceVista Video Pro | 高解像度の測定、マーカー、統計、LTAS、ビブラート分析、EGG |
単に「VoceVista」と言う場合は、アプリケーション全体を指すようになりました。VoceVista Video以上のすべてのエディションにビデオ機能が含まれるため、最上位のエディションの名前からは「Video」がなくなりました。
既存のライセンスはそのまま引き継がれます。Overtone AnalyzerのライセンスでVoceVista Basicが、VoceVista Video ProのライセンスでVoceVista Proがアクティベートされます。設定も引き継がれます。Windowsでは、インストーラーが5.xのインストールを置き換えます。バージョン6.0を使うには、アップデート期間が6.0をカバーしているライセンスが必要です。アップデート期間が終了している場合は、何かを変更する前にその旨が表示され、そこから更新できます。
新機能:すべてのエディション
ダークモード
VoceVistaにダークテーマが加わりました。設定 > 高度な設定 > ユーザーインターフェース > 外観で、システムに合わせる、ライト、ダークのいずれかを選択します。分析ビュー、アイコン、ダイアログのすべてがテーマに従います。
macOSのトラックパッドジェスチャー
Macのトラックパッドで、ほかのアプリでおなじみのジェスチャーを使ってズームやスクロールができるようになりました。
- ピンチでズーム。 方向を区別するピンチでは、指の動かし方でズームの対象が決まります。水平方向なら時間、垂直方向なら周波数、斜め方向なら両方です。シンプルなピンチでは、ビューの主軸がズームされます。
- 2本指でスワイプしてスクロールできます。macOSのほかの場所と同じ慣性が働きます。
- ジェスチャーは、長期ビューと短期ビュー、波形、スケール、EGGビューとビブラートビュー、母音図で使えます。
- 方向を区別するピンチとシンプルなピンチは、設定 > ナビゲーション > トラックパッドで選択します。
- ヘルプ > トラックパッドのジェスチャーヘルプを表示で、認識されたジェスチャーとその動作を確認できます。
ステレオチャンネルを別々のトラックとして表示
波形とタイムラインで、ステレオファイルの左右のチャンネルを2つのトラックとして表示できます。波形またはタイムラインを右クリックしてステレオチャンネルを別々のトラックとして表示を選ぶか、設定 > アナライザービュー > 波形で設定します。各トラックのボタンで有効化、ソロ、非表示を切り替えられ、分析と再生は有効にしたトラックに従います。
スペクトルのノイズフロア
スペクトルとスペクトログラムは同じダイナミックレンジを共有しているため、スペクトログラムに合わせたレンジでは、スペクトルの下の部分が切れてしまうことがよくあります。設定 > カラーマップエディタの新しいノイズフロア設定を使うと、選んだデシベル数だけスペクトルをダイナミックレンジの下に広げられます。スペクトログラムはそのままで、スペクトルのノイズフロアを確認できます。
- 直接変更するには、Ctrlキー(Macでは⌘キー)を押しながらスペクトル強度スケールをドラッグします。
- 正規化されたスペクトルには影響しません。
サンプルライブラリ
「ヘルプ > サンプルファイルを開く…」で、新しいサンプルライブラリが開きます。録音例と設定プロファイルが種類別にまとめられ、タグで絞り込めます。サンプルは初めて開いたときにダウンロードされるので、インストーラーのサイズが小さくなり、リリースの合間にもライブラリを充実させていけます。
ファイルを前回の状態で開き直す
ファイルを開き直すと、VoceVistaはズーム、表示範囲、再生位置、選択範囲を復元します。その後に別のプログラムで変更されたファイルは、デフォルトの表示で開きます。この機能は設定 > 高度な設定でオフにできます。
録音
- macOSのシステムオーディオ: システムオーディオの録音ソースを使って、ビデオ通話など、Macで再生されている音を録音できます(macOS 14.4以降)。
- Windowsのノイズ抑制: Windowsでは、多くのマイクでノイズ抑制などの拡張機能がオンになっており、声の小さな部分まで取り除かれてしまいます。VoceVistaはこれを検出し、オフにすることを提案するようになりました。高度な設定の新しいオプションを使うと、Windowsの設定はそのままで、これらの拡張機能を使わずに録音できます。
- ASIO: VoceVistaはASIOデバイスのバッファサイズを変更しなくなりました。ドライバーのコントロールパネルで設定されたサイズを使います。
オーディオのエクスポート
「ファイル > オーディオをエクスポート…」で、録音または選択範囲を好きな形式で保存できます。形式ごとに品質を設定できます。オーディオは、編集したとおりに、または周波数フィルターと再生速度を適用して聞こえるとおりにエクスポートできます。時間範囲も、選択範囲、表示範囲、録音全体から選べます。
ナビゲーション
- ズームがロスレスになりました。マウスホイールやピンチでズームインしてからズームアウトすると、正確に元の位置に戻ります。
- カーソルをビューの端に近づけると、ビューがそれに合わせてスクロールします。
- 時間スケールをドラッグしても、再生カーソルが動かなくなりました。
- Escで設定とほとんどのダイアログを閉じられます。
6つの新しい言語
VoceVistaは、カタルーニャ語、チェコ語、イタリア語、スウェーデン語、繁体字中国語、トルコ語でも利用できるようになり、インターフェース言語は全部で15になりました。英語のテキストもわかりやすさと一貫性の観点から見直し、すべての言語の翻訳を最新の状態にしました。
その他
- macOSとWindowsで、対応するオーディオファイルとビデオファイルのこのアプリケーションで開く/プログラムから開くにVoceVistaが表示されます。既定のアプリは変更されません。
- さらに多くのダイアログのヘルプボタンから、オンラインマニュアル(英語)の該当ページを開けるようになりました。
- 設定 > アナライザービューに新しい波形ページが加わり、波形のオプションがまとめられました。
- アプリ全体で、小数がシステムの地域設定に従って表示されます。
新機能:VoceVista Video以上
完全に統合されたビデオ
ビデオファイルを開くと、音の分析と同期して再生されます。演奏を詳しく確認するためのプレーヤーであり、編集用のワークステーションではありません。
- キーボード、またはShiftキーとマウスホイールで、前後どちらの方向にも1フレームずつ移動できます。VoceVistaは近くのフレームをメモリに保持するので、コマ送りやスクラブも滑らかです。
- 画像のズーム、パン、回転、反転ができます。フレームをビデオに合わせるでは、ビデオ自体に含まれている黒い帯もトリミングされます。
- ビデオは好きな場所に配置できます。分析の上に浮かせる(デフォルト)、分析の上部、波形やタイムラインの横、最大化のいずれかです。ビデオを右クリックして選択します。
- ビデオの上にマウスを移動すると、再生コントロール、シークバー、再生速度、10秒スキップが表示されます。
- ビデオのフィルムストリップは、波形とタイムラインに沿ってサムネイルを表示します。それぞれのコンテキストメニューでオンにします。
- iPhoneのHDRビデオが正しい色で再生され、音声トラックのないビデオも開けます。
カメラから録画
Webカメラなどのカメラから、オーディオと一緒にビデオを録画できます。録画を始める前に、ライブプレビューで映像を確認できます。カメラ、解像度、反転、ビデオの表示位置は設定 > 録音 > ビデオで選択でき、カメラ自体の設定もここで調整できます。録画には、利用可能な場合はコンピューターのハードウェアビデオエンコーダーが使われます。
ビデオの編集とプロジェクトの保存
- トリム、カット、コピー、ペースト、削除は、オーディオとともにビデオにも適用されます。
- 作業内容をプロジェクト(.vvproj)として保存できます。プロジェクトはビデオ、オーディオトラック、編集内容、表示をまとめて保持し、元のメディアファイルを参照します。ビデオや、編集した圧縮オーディオファイルを保存するときは、VoceVistaがプロジェクトとして保存することを提案します。
- プロジェクトに名前を付けて保存では、すべてのメディアをプロジェクトフォルダーにコピーできるので、プロジェクトをアーカイブしたり、別のコンピューターに移したりできます。
- 「ファイル > プロジェクトのメディア…」では、プロジェクトが使うメディアファイルが、形式、長さ、場所とともに一覧表示されます。
2つ目のオーディオトラックを追加
カメラのマイクより良いマイクを使うなどして、音を別に録音しましたか?「ファイル > 2つ目のオーディオトラックを追加…」でそのファイルを読み込むと、カメラ自身の音と自動的に位置が合わせられます。オフセットはトラックのオフセットを調整で微調整でき、各トラックは波形上のボタンで有効化、ソロ、非表示を切り替えられます。2つ目のトラックはプロジェクトとともに保存されます。
ビデオのエクスポート
「ファイル > ビデオをエクスポート…」で、編集したビデオを保存できます。オーディオはMP4ファイル内にロスレス(ALAC)で格納できるので、音の品質が完全に保たれます。エクスポートには、利用可能な場合はハードウェアエンコーダーが使われます。オーディオと同様に、時間範囲と、編集したとおりにエクスポートするか再生したとおりにエクスポートするかを選択できます。
ビューをビデオとしてエクスポート
「ファイル > ビューをビデオとしてエクスポート…」では、時間範囲の再生を、音声付きの分析ビューのビデオにします。VoceVistaは画面をキャプチャーするのではなくビデオを1フレームずつレンダリングするので、コンピューターの速度に関係なく、正確で一定のフレームレートが得られます。再生速度も反映されます。半分の速度なら、ビデオの長さは2倍になります。含めるビュー、フレームレート、品質を選択でき、カメラのビデオを含めることもできます。
画像のエクスポート
画像のエクスポートでPNG、JPEG、WebPを選べるようになり、JPEGとWebPでは品質を設定できます。ビデオの映像を含めることもできます。エクスポートするために選択したビューは自動的にオンになります。
ウェブリンクを開く
「ファイル > ウェブリンクを開く…」にいくつかの改善が加わりました。
- オーディオのみか、ビデオ付きのオーディオかを選択し、それぞれの形式を個別に選べます。
- サインインが必要なウェブサイトでは、Webブラウザーのサインイン情報を使えます。
- ダウンロードに失敗したときのメッセージがわかりやすくなり、サイトがダウンロードを制限している場合は自動的に再試行します。
- セキュリティを高めるため、ダウンロードコンポーネントは制限されたサンドボックス内で実行されます。
新機能:VoceVista Pro

EGG統計
統計パネルに、選択範囲またはマーカーのEGG測定値が表示されるようになりました。接触係数、dEGG Max、dEGG Min、EGG HNR(EGG信号がどれだけ周期的でノイズが少ないかを示す値)です。最小値と最大値はリンクになっていて、その位置に移動できます。「ファイル > データのエクスポート…」でEGG統計もエクスポートできます。
ピッチ範囲の統計
選択範囲について、統計パネルに平均ピッチとピッチの幅、さらに最低音と最高音、最低周波数と最高周波数が表示されるようになりました。ここでも、両端の値は録音内のその位置へのリンクになっています。
EGG分析の見直し
- EGG分析の前段に新しいフィルターを加え、ピッチとEGG HNRの偏りを取り除きました。そのため、6.0で測定した値は5.xとは異なる場合があり、EGG HNRは高めの値になります。
- ノイズの多い録音でも、声門の開きをより確実に検出できます。
- 録音中、EGGビューには最新のデータが表示され、一時的に不明瞭な周期があっても表示が消えなくなりました。
- チャンネルにオーディオとEGGのどちらが入っているかが、ファイルとともに保存されます。
- データのエクスポートに新しいEGG履歴シートが加わり、接触係数とピッチの時間変化を出力できます。
マーカー
- マーカーの検索で、単語の一部も見つかり、大文字と小文字を区別せず、見つかった部分がハイライト表示されるようになりました。
- 高度な設定のマーカー履歴のクリーンアップで、しばらく開いていないファイルの項目を削除できます。
- マーカーやその端をマーカー帯の端より先までドラッグすると、ビューがそれに合わせてスクロールします。
- マーカーにツールチップが表示され、名前、位置、移動方法がわかります。
- Ctrl+クリック(Macでは⌘+クリック)で複数のマーカーを選択できます。
- すでに表示されているマーカーをアクティブにしても、ビューがスクロールしなくなりました。
同じファイルの複数のウィンドウ
同じファイルを表示するウィンドウどうしの一貫性が保たれるようになりました。編集、元に戻す操作、選択範囲、再生位置がウィンドウ間で共有されます。VoceVistaは、ファイルをすべてのウィンドウとともに元の状態で開き直します。
改善
- 保存した後、ファイルを開き直しても分析データが再計算されなくなりました。
- 24ビットと32ビットのFLACファイルが、本来の分解能で読み込まれます。
- 音源:変調量は表示されている単位(セント、dB、パーセント)で適用されます。古いバージョンのプロファイルは変換されるので、以前と同じように聞こえます。
- システムチェック、2つ目のオーディオトラックの追加、EGG履歴のエクスポートなど、時間のかかる操作では進行状況が表示され、キャンセルできます。
- リスト内のチェックボックスが、すばやくクリックした場合も含め、すべてのクリックに反応するようになりました。
- スリープやグラフィックドライバーのリセットの後、表示がフリーズせずに回復するようになりました。
- Windowsでは、クラッシュレポーターがハングアップやより多くの種類のエラーも検出するようになり、各レポートにはクラッシュしたセッションのログが含まれます。
- Windows 11では、VoceVistaはWindows 11のスタイルを使用します。
- スケールとピアノの描画が高速になりました。
修正
- クラッシュからの復旧:クラッシュ後に復元できなかった録音が失われることがありました。現在は、こうしたテイクは完全なWAVファイルとしてドキュメントフォルダー内の、エディション名が付いたフォルダー(例:「VoceVista Pro Recovered Files」)に保存され、次回の起動時にVoceVistaがお知らせします。
- ステレオで録音すると、波形にモノのミックスが表示されていました。
- macOSでシステムオーディオを24ビットで録音すると、オーディオが壊れていました。
- VoceVistaを再起動するまで、トラックパッドジェスチャーが反応しなくなることがありました。
- macOSで、ウィンドウを移動すると五線ビューのツールバーがウィンドウから外れていました。
- 長期ビューをオンにしたときに起こりうるクラッシュを修正しました。
- 一部のズームレベルで、ハイライト表示されるピアノの鍵盤が音符の位置からずれていました。
- アナライザー設定のFFT時間ウィンドウで、新しい値が保持されませんでした。
- プロファイルを切り替えると、ツールバーのアイコンが壊れることがありました。
- エクスポートしたファイルの名前が空になったり、拡張子が重複したりすることがありました。
- 生成された音声を挿入: キャンセルしても音が挿入されていました。
- MIDIファイルのエクスポート: 「ピッチを最も近いピアノの音に合わせる」が逆向きに動作していました。
- macOS Tahoeでのマウスポインターとチェックボックスの表示の問題。
パブリックベータ以降の変更点
パブリックベータ6.0.1をテストした方向けに、6.0.2での主な追加点を挙げます。
- ビデオのフィルムストリップと、新しいフレームキャッシュによる滑らかなコマ送り
- EGGとピッチ範囲の統計、EGG履歴のエクスポート、EGG分析の見直し
- ファイルを前回の表示で開き直す機能
- スペクトルのノイズフロア
- Windowsでのノイズ抑制の検出と、ASIOバッファの修正
- 画像のエクスポートのファイル形式と品質、オーディオとビデオのエクスポートの時間範囲
- サンプルライブラリの種類とタグ
- 6つの新しいインターフェース言語
- 新しいエディション名と、5.xのインストールをアップグレードするインストーラー
- ベータ期間中に見つかった問題の多数の修正
VoceVista Video 5.11
このアップデートでは、VoceVista Videoのすべてのエディションが大幅に改善されました。内部では、今後の技術的な改善(iPadでの動作を含む)の土台を築くためにグラフィックスバックエンドをアップグレードし、同時にパフォーマンス、画質、ドライバーとの互換性も向上させました。
このリリースのハイライト:
- 水平スペクトルを重ねるレイアウト
- スペクトルの半透明のグラデーション塗りつぶし
- 逆再生
- スロー再生 / 早送り再生(VoceVista Video Pro)
- フィルターリストビュー(VoceVista Video Pro)
- アナライザー設定の改善:スペクトルとピッチの時間ウィンドウを、より多彩かつ精密に調整でき、リンクを解除することも可能
新機能:すべてのエディション
逆再生
オーディオを逆再生して、音声学的な細部や声の立ち上がりを分析できます。
- 選択範囲をハイライトするか、何も選択せずにファイル全体を反転します。
- 編集 > 反転を選択し、再生を押します。
水平スペクトルを重ねる表示
短期ビューを長期ビューの全幅に広げる新しいレイアウトオプションです。倍音の分析で、より高い視覚的解像度が得られます。
- クイック切り替え: ツールバーの短期ビューボタンの横にある下向き矢印をクリックし、水平スペクトルを選択します。
- 設定: 設定 > アナライザービュー > アコースティックを開き、水平を選択します。ビューを上下に重ねるにはスペクトログラムの下にチェックを入れ、左右に並べるにはチェックを外します。
水平スペクトルを重ねる表示はほとんどのワークフローに適しているため、スペクトログラムの向きのボタンはデフォルトで非表示になりました。すばやくアクセスしたい場合は、ツールバーの設定で再び有効にできます。
広帯域スペクトログラムのプリセット
新しいプリセットにより、FFTの設定を手動で変更しなくても、狭帯域と広帯域のスペクトログラム表示を簡単に切り替えられます。
グラデーション(半透明)のスペクトル塗りつぶし
短期スペクトルに半透明のグラデーション塗りつぶしを使えるようになり、その下にある倍音の強度の線が見やすくなりました。
- 設定 > アナライザービューを開き、グラデーション塗りつぶしを使用にチェックを入れます。
- 塗りつぶしを使う3種類のスペクトルすべてで利用できます。
スペクトルとスペクトログラムの時間ウィンドウの分離
アナライザー設定で、スペクトルとスペクトログラムに使う時間ウィンドウを、より多彩かつ精密に調整できるようになりました。また、2つのリンクを解除して、それぞれを個別に最適化することもできます。たとえば、スペクトログラムでは時間の精度を優先しつつ、スペクトルでは超高周波数分解能を保つことができます。
- 設定 > アナライザー設定を開きます。
- 時間ウィンドウをリンクのチェックを外します。スペクトログラムとスペクトルの個別のコントロールが表示されます。
波形の改善
- 波形の表示に背景のグリッド線が表示され、振幅を読み取りやすくなりました。
- 新しいコマンドで、波形の振幅ズームをワンクリックでリセットできます。
よりスマートなスペクトログラムの背景線
スペクトログラムの背景線に、複数の表示オプションが加わりました。ピアノの音符、周波数の一定間隔、または対応するスケールの目盛に合わせることができます。分析に最も適した基準を選んでください。
翻訳とツールチップの刷新
アプリケーション全体で、わかりやすさと一貫性を高めるために翻訳とツールチップを徹底的に見直しました。
新しいデフォルトのキーボードショートカット
これまでキーボードショートカットのなかった多くのコマンドに、実用的なデフォルトのショートカットが割り当てられ、よく使う操作をすばやく行えるようになりました。
新機能:VoceVista Video以上
周波数フィルターのサイズを調整可能に
フィルターのサイズを調整して、周波数フィルターの選択性を微調整できます。
- 動作: 値を高くすると有効範囲が狭まってより精密なフィルター処理になり、値を低くすると範囲が広がります。
- 操作: 設定 > 高度な設定 > 周波数フィルター > フィルターサイズ。
- 注意: 値を高く(範囲を狭く)すると、リアルタイム再生中にわずかな遅延が生じることがあります。変更は、有効なすべてのフィルターに自動的に適用されます。
カーソル位置にフィルターを挿入
新しい周波数フィルターを、常にデフォルトの位置に挿入するのではなく、現在のカーソル位置に直接挿入できるようになりました。
周波数フィルターのビジュアルデザインを洗練
周波数フィルターのビジュアルデザインがすっきりしました。線の太さを調整できるようになり、高解像度のディスプレイや、複数のレイヤーを重ねた複雑なスペクトログラムでも見やすくなります。
- 設定 > フォントと色 > 色 > ルーラーとフィルター > 周波数フィルター枠線を開き、より大きな値を入力すると線が太くなります。
すっきりした母音図のデフォルト
共鳴ルーラーはデフォルトでは表示されなくなりました。母音図をクリックすると表示されるので、必要になるまでインターフェースがすっきりした状態に保たれます。
母音図の縦横比のロック
F1 / F2データの科学的な正確さを保つため、母音図に縦横比のロックが加わりました。ウィンドウのサイズを変更しても、周波数の座標がゆがまなくなります。
- デフォルト: 有効。
- クイック切り替え: 母音図を右クリックし、アスペクト比をロックを選択します。
- 全体の設定: 設定 > 高度な設定 > 母音図 > アスペクト比をロック。
新機能:VoceVista Video Pro
可変再生速度
再生を遅くしたり速くしたりして、すばやい調音の動きや微妙なビブラートを詳しく分析できます。
- ピッチ補正: 有効にすると、速度を変えてもピッチが一定に保たれます(タイムストレッチ)。無効にすると、速度に応じてピッチが自然に上下します(リサンプリング)。
- 使い方: 録音の一部を選択するか、何も選択せずにファイル全体に適用します。
- 操作: 再生ボタンと停止ボタンの間にある下向き矢印をクリックし、プリセットを選ぶか任意の値を入力します。
- 全体のコントロール: 速度とピッチ補正は、設定 > 再生でも管理できます。
フィルターリストビュー
周波数フィルターを管理するための専用のリストビューが新しく加わりました。スペクトログラムの中を探し回らなくても、すべてのフィルターをひと目で確認し、編集し、オン/オフを切り替えられます。
マーカー範囲を数値で編集
マーカー範囲を、ドラッグに加えて正確な数値を入力して設定できるようになりました。正確で再現性のある選択が必要なときに便利です。
ミニEGG表示
EGGウェーブグラムと声門周期の関係を視覚化する新しいコンパクトな表示です。声門の振る舞いがひと目でよりわかりやすくなります。
短期EGGを重ねるレイアウト
短期EGGを短期オーディオの上に配置する新しいレイアウトオプションです。EGGビューとオーディオビューの視覚的な構成に、より一貫性が生まれます。
改善
- Praatとの互換性のため、ガウス型のFFTウィンドウ関数を追加しました。2つのアプリケーション間で分析結果を照合するときに便利です(設定 > アナライザー設定)。
- macOSでは、マウントしたDMGインストーラーからVoceVistaを直接実行してしまうことを防ぎ、それによる混乱を避けるようにしました。
修正
- すべてのフィルターを削除または無効にしたときに、フィルター処理前のスペクトルが表示されなくなりました。
- ポップアップの色ダイアログのカラーテーブルからアルファチャンネルを削除しました。
- スケール上とスペクトログラム上のカーソルラインの間の丸め処理の不一致を修正しました。
- ソフトウェアによる音量調整を提供しないデバイスで、入力デバイスを選ぶためのレベルメーターのコンテキストメニューを復元しました。
VoceVista Video 5.10.0
このアップデートでは、VoceVista Videoが大幅に改善されました。最新のオペレーティングシステムとの互換性が向上し、スペクトル分析の新しい視覚化機能が加わり、音の生成と周波数フィルターのツールも洗練されました。主なハイライトは、スペクトルの倍音へのラベル表示、デザインを一新した周波数フィルター、そしてVoceVista Video Proでのスペクトログラムへのスペクトルピークのオーバーレイです。
新機能
すべてのエディション
- 外観と表示
-
- スペクトルの倍音にラベルを表示
- オーディオ入出力
-
- マルチチャンネルデバイスから入力チャンネルを選択可能に
- タイムラインの振幅スケール
- システムとパフォーマンス
-
- macOS Tahoeとの互換性を改善
- Windows 11との互換性を改善
- 設定と構成
-
- スペクトルとピッチの時間分解能
- ユーザーインターフェース
-
- スライダーの周波数をテキストで設定
- 選択範囲の移動
- 音源
-
- 新しい正規化オプション。デフォルトでは振幅を正規化しないように
- ステップ修飾子:ピッチのステップと同期した音量のステップで音階を構成
VVVエディション以上
- エクスポート
-
- 画像のエクスポートに母音図を含めることが可能に
- 周波数フィルター
-
- 周波数フィルターの新しいビジュアルデザイン
- フィルターのソロボタン
- 母音図
-
- 新しい母音図プロファイル:実験的な等間隔の母音、空の母音図にする「母音なし」、Hillenbrandによる新しい米国のプロファイル
VoceVista Video Pro
- 外観と表示
-
- スペクトログラムにスペクトルピークのオーバーレイを表示
- ファイル管理
-
- 選択したファイルをマーカーリストから削除
- 分析機能
-
- 統計パネルでの倍音の科学的表記
改善
- 外観と表示
-
- 短期ビュー上のマウスホイールで周波数範囲をズーム
- 時間範囲スライダーの描画:レチクルを太くし、非常に短いファイルでも時間範囲スライダーを描画
- マルチモニター対応
- 画面が変わったときにUIのスケールを再調整
- 分析機能
-
- ピッチ検出の精度を改善(ビブラートの検出も改善されます)
- ビブラート分析
- ビブラートの周期を中心から中心までではなく、始まりの境界から終わりの境界まで描画。分析結果は変わりませんが、ビブラートビューの内容がより多く見えるようになります。
- 分析タイプ:倍音
- Excelへの出力を改善
- 曲線の平滑化
- パフォーマンスの改善
- 統計パネルにスペクトルの時間範囲を表示
- マーカーリストから古くなった項目を削除
- FFTウィンドウ関数
- Dolph Chebyshevを新しいデフォルトのウィンドウ関数に
- Hann-Poissonを追加
- エクスポート
-
- データのエクスポート
- 短期スペクトルの内容をオーディオファイルとして保存
- データのエクスポートダイアログをモードレスに
- 画像のエクスポートをモードレスに
- 画像のエクスポートの確認メッセージボックスを廃止
- データのエクスポート
- ファイル管理
-
- ファイルを開くダイアログのファイル形式
- 開くダイアログの対応ファイル形式に.aifと.m4vを追加
- ビルド番号が変わったときは常にキャッシュをクリア
- 最後に保存したファイル形式を記憶
- ファイルを開くダイアログのファイル形式
- システムとパフォーマンス
-
- タスクバーへのアプリのピン留め:Windows 11 24H2に対応
- アップデートの操作性
- アップグレード完了の通知を20秒後に自動的に閉じる
- ベンチマークツール:ベンチマークを追加
- ユーザーインターフェース
-
- 現在の音符を追跡する五線ビューのコンテキストメニュー項目
- ピアノのコンテキストメニュー
- 五線ビューのコンテキストメニュー
- 設定と構成
-
- フォントと色ダイアログ
- 時間カーソルの線の太さを調整可能に
- 出荷時の設定
- 定義済みのツールバーを見直し
- デフォルトのプロファイルを先頭に表示
- フォントと色ダイアログ
- 音源
-
- 変調曲線
- 正弦波とノイズの修飾子では、二次修飾子のデフォルトの周波数を(5.0 Hzではなく)1.0 Hzに
- 周波数グラデーション修飾子にセントを使用
- 変調曲線
修正
- 外観と表示
-
- カラー凡例:サイズに関するいくつかの問題を修正
- スペクトログラムと時間スケールの同期
- y=時間の向きを見直し
- 再生を停止した後にカーソルが飛ぶ
- 分割表示でプロジェクトのタブがずれる
- ウィンドウレイアウトのスケールの依存関係:振幅スケールが切れないように
- エクスポート
-
- 水平方向のスペクトルとスケールで、画像のエクスポートが誤った領域を表示する
- ファイル管理
-
- 読み込み時にステレオチャンネルの選択が使われない
- ユーザーインターフェース
-
- 開くのに失敗した後、無効な最近使ったファイルの項目を削除
- メニューを開いた状態でスペースキーを押すとクラッシュする
- 水平方向のスペクトログラムで時間スケールのカーソルが動作しない
- タイムラインを拡大しすぎるとクラッシュする
- 一部のスライダーラベルが空になる
- C0のピアノの鍵盤が演奏できない
- 設定と構成
-
- オプションダイアログのレイアウト:外観を改善し、レイアウトのバグを修正
- サンプリングレートが変わったときにAnalyzerInputOptionsDialogを更新
- オーディオ入出力
-
- 再生中にアプリを閉じるとクラッシュする
- 音源
-
- クリックトラックジェネレーター:計算上のいくつかの誤りを修正
- 「生成」をクリックした後にスペースキーを押しても再生が止まらない
- 母音図
-
- カスタムプロファイルの名前が長いと母音図の幅が広くなりすぎる
VoceVista Video 5.9.2
以下の改善と修正を含むパッチリリースです。
変更点と修正
- セキュリティを高めるため、メディアダウンローダーコンポーネントを、システムへのアクセスが制限されたサンドボックス環境で実行するようにしました。
- mp3やflacなど、編集した圧縮ファイルの保存に関するいくつかの問題を修正しました。
- 多数の小さなファイルをまとめて開く場合でも、ファイルの進行状況ダイアログを常に表示するようにしました。
- アプリを閉じる際に起こりうるクラッシュを修正しました。
- 正規化ダイアログの位置を保存するようにしました。
VoceVista Video 5.9.1
ユーザーインターフェースの新しい言語
- 日本語
- 韓国語
修正
- モノからステレオへの変換時に起こりうるクラッシュを修正
- その他の細かな修正
以前のリリース
- VoceVista Video 5.9.0
- VoceVista Video 5.8.0
- VoceVista Video 5.7.0
- VoceVista Video 5.6.3
- VoceVista Video 5.6.2
- VoceVista Video 5.6.1
- VoceVista Video 5.6.0
- VoceVista Video 5.5.0
- VoceVista Video 5.4.2
- VoceVista Video 5.4.1
- VoceVista Video 5.4.0
- VoceVista Video 5.3.4
- VoceVista Video 5.3
- VoceVista Video 5.2.0
- VoceVista Video 5.1.0
- VoceVista Video 5.0.2